対価
「対価を払う」などのように使う「対価」という言葉。
「対価」は、音読みで「たいか」と読みます。
「対価」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「対価」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
対価の意味
「対価」には次の意味があります。
・財産・労力などを他人に与えまたは利用させた場合に、その報酬として受け取る財産上の利益。(出典:日本国語大辞典)
「対価」をわかりやすく言うと「人に与えたものに対する報酬として受け取るもの」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・だがここでは誰もがそうやって働き、労働の対価を得て暮らしているのだ。
(出典:縞田理理『霧の日にはラノンが視える3』)
・これだけの犠牲を支払わされるだけの対価がこの作戦にはあるのだろうな?
(出典:鈴木大輔『ご愁傷さまニノ宮くん 5』)
・少女は、自分を救う対価として雪絵を救う方法を教えてくれていたのに?
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 4 暇つぶし編』)
・どんな脅しにも買収にも、勝利を放棄させるような対価は存在しない!
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 3 祟殺し編』)
・剛氏は対価を払った人間のことを考慮に入れて最初から準備をする。
(出典:小野不由美『十二国記 8 図南の翼 小野不由美』)
類語
・報酬(ほうしゅう)
意味:労務または物の使用の対価として給付される金銭・物品など。(出典:デジタル大辞泉)
・手当(てあて)
意味:仕事の報酬としての金品。手当金。(出典:日本国語大辞典)
・見返り(みかえり)
意味:相手のしてくれたことにこたえて何かをすること。特に、保証・担保・代償として差し出すこと。また、そのもの。(出典:デジタル大辞泉)
・代償(だいしょう)
意味:他人に及ぼした損害のつぐないとして、その代価を払うこと。(出典:日本国語大辞典)
・報償(ほうしょう)
意味:損害をつぐなうこと。つぐなってうめあわせをすること。弁償。(出典:日本国語大辞典)