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合言葉とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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合言葉

「合言葉を言う」などのように使う「合言葉」という言葉。

「合言葉」は、訓読みで「合言葉」と読みます。

「合言葉」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「合言葉」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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合言葉の意味

「合言葉」には次の二つの意味があります。

1 前もって打ち合わせておいて、味方どうしであることを確認する合図の言葉。
2 仲間うちの信条・目標としていつも掲げる言葉。モットー。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

合言葉の意味①「前もって打ち合わせておいて、味方どうしであることを確認する合図の言葉。」

「合言葉」の一つ目の意味は「前もって打ち合わせておいて、味方どうしであることを確認する合図の言葉。」です。

仲間かどうかわからない相手に、あらかじめ決めておいた言葉を言えるかどうか試す、といった場面で使われるのが「合言葉」です。
刑事もの、スパイもの、時代劇等の映画やドラマで見かけることがあります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・まだ合言葉をもって現われた者もなければ、何の命令もないのです。
(出典:大倉燁子『恐怖の幻兵団員』)

・秘密の合言葉を知っている誰かがやってくるのを待ちつづけてな。
(出典:エディングス『エレニア記2 水晶の秘術』)

・おそらく、参謀部にいる仲間が十五組の合言葉を内通していたのであろう。
(出典:ヴィドック/三宅一郎訳『ヴィドック回想録』)

・男は正確な合言葉を言ったので、歩哨は男とその連れをそのまま通らせた。
(出典:アレクサンドル・デュマ/乾野実歩訳『リシャール大尉』)

類語

符帳・符丁・符牒(ふちょう)
意味:その仲間だけに通じることば。あいことば。隠語。(出典:精選版 日本国語大辞典)

合紋・合文(あいもん)
意味:特定の者の間だけに通用することば。また、ある特定の物を示す符号。(出典:精選版 日本国語大辞典)

隠語(いんご)
意味:仲間同士以外の人には意味を知らせない目的で、あるいは互いが仲間同士であることを認めあう目的で使用する、特定の社会、範囲内でだけ通用することば。(出典:精選版 日本国語大辞典)

パスワード
意味:利用者本人であることを証明するための秘密の文字列。(出典:ASCII.jpデジタル用語辞典)

合言葉の意味②「仲間うちの信条・目標としていつも掲げる言葉。モットー。」

「合言葉」の二つ目の意味は「仲間うちの信条・目標としていつも掲げる言葉。モットー。」です。

企業や学校、グループ、特定の間柄などで決められた言葉、もしくは自然と固定された言葉で、皆でその言葉を掛け合うことにより共感したり、目標を確かめ合ったりします。
時に、士気を高めたりするのにも用いられることがあります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・云わば之は最近発見された一部の人間達の間の合言葉のようなものだ。
(出典:戸坂潤『世界の一環としての日本』)

・その頃の彼の便りには、合言葉のように、「勉強勉強」と書いてあった。
(出典:三浦綾子『塩狩峠 道ありき』)

・その後も、私たちは「新聞みたいな」を合言葉にたくさんの本をつくった。
(出典:津野海太郎『小さなメディアの必要』)

・正月が過ぎたら、が今の合言葉だが、実際は春になるのではないかと思われる。
(出典:小林信彦『怪物がめざめる夜』)

類語

モットー
意味:日常の行為・態度の指針としている事柄。また、それを表わしたことば。(出典:精選版 日本国語大辞典)

スローガン
意味:団体や運動の主義・主張を、簡潔に言い表した語句。標語。(出典:デジタル大辞泉)

標語(ひょうご)
意味:主張・信条や行動の目標、指示内容などをわかりやすく簡潔に言い表した語句。(出典:デジタル大辞泉)

キャッチワード
意味:スローガン。標語。また、うたい文句。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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