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寸劇とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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寸劇

「寸劇に興じる」などのように使う「寸劇」という言葉。

「寸劇」は、音読みで「すんげき」と読みます。

「寸劇」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「寸劇」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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寸劇の意味

「寸劇」には次の意味があります。

ショーなどの合間にはさまれる、短く軽い演劇。また、余興として、座敷、演壇、舞台などで演じる短い笑劇。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「寸」はごく短いことを表わす言葉で、そこからごく短い上演時間の芝居を意味するようになりました。メインの演目の合間に挟む「余興」である点が特徴で、宴席などで演じるちょっとしたお芝居や、お笑い芸人が演じるコントなどが該当します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・新崎と私は、このおかしな寸劇を少し離れた位置から眺めている。
(出典:有栖川有栖『海のある奈良に死す』)

・優雅さだとか芸術性といった点よりも、その寸劇的な部分が見ている者に異国と異文化とを感じさせる、不思議な踊りだった。
(出典:柴田よしき『好きよ』)

・初の大劇場出演のせいか、二人組は舞台の広さをもて余したように見え、寸劇の出来も冴えなかった。
(出典:小林信彦『ビートルズの優しい夜』)

・二人芝居の寸劇はあの公演限りで終わったが、典子は大学を卒業してからもアルバイトをしながら、一文の金にもならぬ小劇団の役者を続けた。
(出典:浅田次郎『姫椿』)

・本職の芸人が出るまえに、職員や患者の有志による寸劇、ちょっとした芝居が演じられた。
(出典:北杜夫『楡家の人びと (下)』)

類語

出し物(だしもの)
意味:演劇・演芸などで上演する作品や種目。演目。(出典:デジタル大辞泉)

スキット
意味:寸劇。特に、テレビやラジオの語学番組の中での会話によるもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)

コント
意味:笑いを誘う寸劇。(出典:デジタル大辞泉)

猿芝居(さるしばい)
意味:へたな演劇をあざけっていう語。(出典:精選版 日本国語大辞典)

茶番劇(ちゃばんげき)
意味:底の見えすいた、下手な芝居。ばかげた振る舞い。(出典:デジタル大辞泉)

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