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密接とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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密接

「密接している」などのように使う「密接」という言葉。

「密接」は、音読みで「みっせつ」と読みます。

「密接」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「密接」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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密接の意味

「密接」には次の二つの意味があります。

1 すき間もなく、ぴったりとくっついていること。
2 関係の非常に深い・こと(さま)。(出典:大辞林 第三版)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

密接の意味①「すき間もなく、ぴったりとくっついていること。」

「密接」の一つ目の意味は「すき間もなく、ぴったりとくっついていること。」です。

この意味の「密接」は、二つ以上の物の物理的な距離がないことを意味します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・タイルは、非常に密接にくっつきあっており、さまざまな形をしていた。
(出典:ウルフ/岡部宏之訳『新しい太陽の書3』)

・十人ひと組が横一列に密接し、完璧に同期した動きで右拳を引き、構える。
(出典:九里史生『SAO Web 0407 第八章02』)

・あんな風に家屋の密接している市内が大爆撃を受けたら、本当にひどいことになるだろう。
(出典:伊藤整『太平洋戦争日記(二)』)

・砲の死角に密接するや、強化外装の接合部に拳や蹴りを浴びせ始める。
(出典:川原礫『アクセル・ワールド 02 -紅の暴風姫-』)

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類語

ぎゅうぎゅう
意味:無理に詰め込むさま。(出典:大辞林 第三版)

近接(きんせつ)
意味:接して存在すること。近くにあること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

確と(しっかと)
意味:すき間のないさま。(出典:大辞林 第三版)

びっしり
意味:物がたくさん詰まって、すき間なく並んでいるさま。ぎっしり。(出典:大辞林 第三版)

密接の意味②「関係の非常に深い・こと(さま)。」

「密接」の2つ目の意味は「関係の非常に深い・こと(さま)。」です。

この意味では、比喩的に二つ以上のものの関係性が非常に近いことを言います。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・この俳優と作者との関係というものは、実に密接な関係です。
(出典:岸田国士『俳優倫理』)

・生活に密接した動作は、左手を使っていることが多いです。
(出典:流星香『プラパ・ゼータ 4 玻璃色の迷宮』)

・いずれにせよ記録によれば、二人の関係は時を追ってより密接なものになっていったようだ。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK3』)

・彼らは農民と商人で、土地と天候に密接に結びついて暮らしている。
(出典:ニーヴン&パーネル『悪魔のハンマー〔下〕』)

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類語

べったり
意味:人に頼りきったり、まつわりついたりするさま、また、仲むつまじいさまを表わす語。(出典:精選版 日本国語大辞典)

親密(しんみつ)
意味:互いの交際の深いこと。きわめて仲のよいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

懇意(こんい)
意味:仲の良いこと。親しいこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

相即不離(そうそくふり)
意味:互いに密接に関連していて離れないこと。(出典:デジタル大辞泉)

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