容姿
「容姿端麗」などのように使う「容姿」という言葉。
「容姿」は、音読みで「ようし」と読みます。
「容姿」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「容姿」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
容姿の意味
「容姿」には次の意味があります。
・顔だちとからだつき。すがたかたち。(出典:デジタル大辞泉)
「容姿」は顔だけではなく身体全体を指す言葉であり、顔つきのみを指す「容貌(ようぼう)」よりも意味が広い言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・年齢も違うし容姿もまったく違うが、二人の印象は兄弟のように似ている。
(出典:牧野修『だからドロシー帰っておいで』)
・彼女は顔を上げると、反対側に腰かけている容姿端麗な若い士官を見た。
(出典:バローズ『火星シリーズ08 火星の透明人間』)
・自分の容貌や容姿が男にとって魅力的だとは野枝は考えたことがなかった。
(出典:瀬戸内晴美(寂聴)『美は乱調にあり』)
・経歴や容姿ということにかけては、航一は決して悪くない相手であった。
(出典:林真理子『不機嫌な果実』)
・その秀麗な容姿からはとても信じられないくらいに、乱暴な動きである。
(出典:榊一郎『神曲奏界ポリフォニカ 01 ウェイワード・クリムゾン』)
類語
・形姿(けいし)
意味:すがたかたち。身なり。(出典:デジタル大辞泉)
・シェープ(しぇーぷ)
意味:形づくること。また、形。形状。(出典:デジタル大辞泉)
・恰好(かっこう)
意味:外から見た形。外見。姿。 (出典:大辞林 第三版)
・風姿(ふうし)
意味:姿。かたち。みなり。風采。(出典:デジタル大辞泉)
・風付き(ふうつき)
意味:身なりや振る舞いなどに表れた、その人のようす。風体(ふうてい)。(出典:デジタル大辞泉)