害悪
「害悪な存在」などのように使う「害悪」という言葉。
「害悪」は、音読みで「がいあく」と読みます。
「害悪」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「害悪」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
害悪の意味
「害悪」には次の意味があります。
・他に災いを与えるような、よくない事。害毒。(出典:デジタル大辞泉)
「害悪」をわかりやすく言うと「他に悪い影響を与えるもの、こと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・我々はそれをよく注意して、その害悪の数を少なくしなければなりません。
(出典:ファーブル・ジャン・アンリ『科学の不思議』)
・そして自分がどんな害悪を行なってるかは少しも知らなかった。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・ただこれを法律化して、権力を以て強行する所に害悪のもとがある。
(出典:海音寺潮五郎『江戸城大奥列伝』)
・こんな短期間では、この制度の害悪が眼に見えるとは期待せられ得ないであろう。
(出典:吉田秀夫『人口論』)
・しかし、人間に有用な植物だけではなく、害悪をもたらす植物もある。
(出典:森村誠一『棟居刑事の断罪』)
・それは社会的害悪と言うてもええかもしれへん。
(出典:姉小路祐『動く不動産』)
・私は人生に二つの最大害悪があると思う。
(出典:倉田百三『愛と認識との出発』)
・部下を使い捨てにする奴は生きてること自体が害悪だ。
(出典:海原育人『ドラゴンキラー売ります』)