宣言
「宣言を解除する」などのように使う「宣言」という言葉。
「宣言」は、音読みで「せんげん」と読みます。
「宣言」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「宣言」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
宣言の意味
「宣言」には次の二つの意味があります。
1 個人・団体・国家などが、意見・方針などを外部に表明すること。また、その内容。(出典:デジタル大辞泉)
2 プログラミング言語において、変数や関数、サブルーチンなどの利用をはっきりと示すこと。これらの宣言を行う文。(出典:ASCII.jpデジタル用語辞典デジタル大辞泉)
それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。
宣言の意味①「個人・団体・国家などが、意見・方針などを外部に表明すること。また、その内容。」
「宣言」の一つ目の意味は「個人・団体・国家などが、意見・方針などを外部に表明すること。また、その内容。」です。
「地球環境京都宣言」のように、「宣言」は地球規模のエリアに向けて表明する場合もあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ぼくは今ここで、もうお前は妹でも何でもありはしないと宣言しておく。
(出典:ガボリオ/松村喜雄訳『ルコック探偵(下)』)
・姫はセサリオを自分の夫だと大声に宣言し、すぐ牧師を迎えにやりました。
(出典:ラム/松本恵子訳『シェイクスピア物語』)
・「終わりまですわっていましょう」と彼女は宣言するように言いました。
(出典:O・ヘンリー/大久保博訳『O・ヘンリー短編集(上)』)
・現在の理論が不可能と宣言する何かの出来事が、観測されているのです。
(出典:ホーガン『創世記機械械』)
類語
・公言(こうげん)
意味:人前で隠しだてすることなく堂々と言うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・発表(はっぴょう)
意味:世間一般に知らせること。表向きに知らせること。また、その知らせ。(出典:デジタル大辞泉)
・明言(めいげん)
意味:はっきり言いきること。言明。(出典:デジタル大辞泉)
・宣告(せんこく)
意味:告げ知らせること。 刑事事件の公判廷で、裁判長が判決を言い渡すこと。(出典:デジタル大辞泉)
宣言の意味②「プログラミング言語において、変数や関数、サブルーチンなどの利用をはっきりと示すこと。これらの宣言を行う文。」
「宣言」の二つ目の意味は「プログラミング言語において、変数や関数、サブルーチンなどの利用をはっきりと示すこと。これらの宣言を行う文。」です。
プログラミングでは、正確に宣言を記述することが不可欠です。
正確さが結果に決定的な影響を及ぼすからです。
宣言された通りプログラムは動きますので、宣言が明確でない場合、誤作動を起こす原因となります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・変数を宣言する。
・C言語の型宣言はややこしい。
・C言語にはいろいろな宣言の書き方がある。
・宣言型プログラミングは、プログラミングパラダイムの名称だが、主として2種類の意味がある。
類語
・ルーチン(るーちん)
意味:コンピュータプログラムでは特定の処理を実行するための一連の命令群をルーチンと呼ぶ。(出典:実用日本語表現辞典)
・構文(こうぶん)
意味:自然言語の文法。転じて、プログラミング言語の文法や書式のことで、それらに沿った記述を行わないと、コンパイル時にエラーが発生する。(出典:ASCII.jpデジタル用語辞典)
・初期値(しょきち)
意味:プログラミング言語において、変数を宣言した直後の値のこと。デフォルト値ともいう。この値は自動的に設定される変数もあるが、通常はプログラマーが初期値を設定する。(出典:ASCII.jpデジタル用語辞典)
・再定義(さいていぎ)
意味:一度定義したものを、ふたたび定義し直すこと。プログラミング言語の場合、変数や関数の名前を定義し直すことを指す。(出典:ASCII.jpデジタル用語辞典)