実習
「実習授業」などのように使う「実習」という言葉。
「実習」は、音読みで「じっしゅう」と読みます。
「実習」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「実習」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
実習の意味
「実習」には次の意味があります。
・講義などで学んだ技術や方法などを実地または実物にあたって学ぶこと。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言えば「実際の場や実際の物に触れて学ぶこと」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・遺体をわれわれの大学の実習に出した。
(出典:養老孟司『涼しい脳味噌』)
・命に関わるようなこともあり、実習の先生たちは細心の注意を払っていた。
(出典:上西晴治『十勝平野(下)』)
・僕は動物を用いる実習そのものを否定しているわけじゃない。
(出典:椹野道流『鬼籍通覧6 亡羊の嘆』)
・ドアが開いて、二人の実習生が担架を持って入ってきた。
(出典:クイーン/二宮佳景訳『オランダ靴の秘密』)
・昼休みが潰れた理由は、もちろん実習室の掃除をしていたからである。
(出典:榊一郎『神曲奏界ポリフォニカ-第1話』)
・基礎教育が終ると、各班へ実習勤務に配属されました。
(出典:森村誠一『新・人間の証明(上)』)
・実習用の死体が不足なら模型を使いなさいという人もあります。
(出典:養老孟司『ヒトの見方』)
・連日の工場実習で喉は痛く、耳から頭部一帯が痺れて感覚を失っていた。
(出典:川又一英『ヒゲのウヰスキー誕生す』)