定額
「定額払い」などのように使う「定額」という言葉。
「定額」は、音読みで「ていがく」と読みます。
「定額」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「定額」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
定額の意味
「定額」には次の意味があります。
・一定の金額。決まった額。(出典:デジタル大辞泉)
「定額」とは、ある一定の決まった金額のことです。金額が、日や月ごとに変わることなく変動しないことを言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・食事を一寸すると、五円が晩の定額だけれど、税で七円位にすぐなります。
(出典:宮本百合子『獄中への手紙』)
・アスピリンと胃腸薬があるというと、定額以上の金を払って行った。
(出典:三好徹『チェ・ゲバラ伝』)
・一、日銀特融は旧会社が毎月最低二億一、四〇〇万円ずつ定額で返済する。
(出典:草野厚『証券恐慌――山一事件と日銀特融』)
・劇作家協会との協定による定額は全収入の八乃至十八パーセントの間を上下してゐる。
(出典:岸田国士『上演料の話(仏蘭西)』)
・学校というより私塾なので、定額はないがひどく安かった。
(出典:稲垣史生『考証[時代劇]』)
類語
・サブスクリプション
意味:特定期間内のサービスや商品の提供を受ける契約上の合意。(出典:DBM用語辞典)
・月額(げつがく)
意味:一か月当たりの金額。毎月の決まっている金額。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・一定(いってい)
意味:一つに定まって動かないこと。変動がないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・固定費(こていひ)
意味:商品などの製造・販売数の増減に関係なく、毎期一定に支払う費用のこと。(出典:ASCII.jpデジタル用語辞典)
・使用料(しようりょう)
意味:使用したことに対して支払う金銭。(出典:デジタル大辞泉)