定款
「定款の決定」などのように使う「定款」という言葉。
「定款」は、音読みで「ていかん」と読みます。
「定款」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「定款」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
定款の意味
「定款」には次の意味があります。
・公益法人・会社・協同組合などの社団法人の目的・組織・活動などに関する根本規則。また、それを記載した書面。(出典:デジタル大辞泉)
「定款」をわかりやすく言うと「法人が活動していくために必要な決まりごと」です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その時にここまで熱心に自分のしたい仕事を定款に入れていたのだ。
(出典:内田春菊『犬の方が嫉妬深い』)
・定款第十二条の定めによりましてわたくしが議長を務めさせていただきます。
(出典:高杉良『呪縛 金融腐蝕列島II(下)』)
・その定款の箇条書は、どれもが「われわれ」という主格で始まっていた。
(出典:巖谷大四『懐しき文士たち 昭和篇』)
・その技術を基に三三年十二月に豊田自動織機の定款を変更して自動車事業を加えた。
(出典:佐藤正明『トヨタ・GM 巨人たちの握手』)
・ここで新たに社団法人文芸家協会の定款が決められ、細則が出来た。
(出典:巖谷大四『懐しき文士たち 昭和篇』)
類語
・約款(やっかん)
意味:条約・契約などに定められている個々の条項。(出典:デジタル大辞泉)
・規約(きやく)
意味:団体内で協議して決めた規則。(出典:デジタル大辞泉)
・規則(きそく)
意味:行為や事務手続きなどが、それに基づいて行われるように定めた事柄。(出典:デジタル大辞泉)
・条規(じょうき)
意味:条文の規定・規則。(出典:デジタル大辞泉)
・規定(きてい)
意味:法令の条文として定めること。(出典:デジタル大辞泉)