学童
「学童保育」などのように使う「学童」という言葉。
「学童」は、音読みで「がくどう」と読みます。
「学童」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「学童」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
学童の意味
「学童」には次の意味があります。
・小学校で学ぶ児童。小学生。(出典:デジタル大辞泉)
放課後、保護者に代わって保育する「学童保育」を略して「学童」とすることも多いようです。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・必ず比較をされなければならないいまの学童たちの内奥からの反響です。
(出典:宮沢賢治『『注文の多い料理店』新刊案内』)
・それとも州は単に学童に一定の教科を教えるように要求するだけですか?
(出典:ジョージ・O・スミス『ブレーン・マシーン』)
・彼女は学童であった彼に「立派な人間になるように」と教えた人であった。
(出典:豊田穣『松岡洋右――悲劇の外交官――(下)』)
・起こされた学童たちが、なにごとかと廊下に出ていく足音と声が聞こえる。
(出典:上橋菜穂子『獣の奏者 III 探求編』)
・夏が過ぎ、学童たちがもどってくるころ、リランの産毛が抜けはじめた。
(出典:上橋菜穂子『獣の奏者 II 王獣編』)
・学童の集団疎開は行わないと前には声明していたが、今度は考慮中だという。
(出典:伊藤整『太平洋戦争日記(二)』)
・ここには学童館と幼稚園がついていて、子供を見てくれるので大変よいらしい。
(出典:伊藤整『太平洋戦争日記(二)』)
・言葉に毒があるので、学童たちから敬遠されている、ロサという男だった
(出典:上橋菜穂子『獣の奏者 II 王獣編』)