学力
「学力試験」などのように使う「学力」という言葉。
「学力」は、音読みで「がくりょく」と読みます。
「学力」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「学力」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
学力の意味
「学力」には次の意味があります。
・学習することによって獲得した能力をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
生活を営む上で必要な知識や経験を学び体得する力量のことです。知識を記憶することだけでは無く、体験や経験を積み重ねていく気力をさす場合もあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・中学の三年級だと言つたが、これでは一年級位の学力しかないと思つた。
(出典:石川啄木『葉書』)
・なんだか高校を卒業したての頃より学力が落ちてきているような気がする。
(出典:光瀬龍『復讐の道標』)
・彼女は学力が低い訳でも理解力がない訳でも注意力がない訳でもないのだ。
(出典:京極夏彦『狂骨の夢』)
・我が血を分けただけあって、学力においてはそう期待できないようだ。
(出典:谷川流『涼宮ハルヒシリーズ 9 涼宮ハルヒの分裂』)
・もちろん、離婚家庭の子弟が一様に学力が落ちるわけでは決してないが。
(出典:後藤正治『リターンマッチ』)
類語
・実力(じつりょく)
意味:目的を果たすために実際の行為・行動で示される力。(出典:デジタル大辞泉)
・地力(ぢりき)
意味:その人が持っている本来の力。(出典:デジタル大辞泉)
・機動力(きどうりょく)
意味:状況に応じてすばやく活動できる能力。(出典:デジタル大辞泉)
・甲斐性(かいしょう)
意味:働きがあって頼もしい気性。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・底力(そこぢから)
意味:ふだんは表面に出ないがいざというときに出てくる強い力。(出典:デジタル大辞泉)