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孤軍奮闘とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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孤軍奮闘

「彼の孤軍奮闘ぶり」などのように使う「孤軍奮闘」という言葉。

「孤軍奮闘」は、音読みで「こぐんふんとう」と読みます。

「孤軍奮闘」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「孤軍奮闘」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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孤軍奮闘の意味

「孤軍奮闘」には次の意味があります。

孤立した少数の軍勢でよく戦うこと。また、援助するものもない中で、ひとりで一所懸命に努力すること。(出典:四字熟語を知る辞典)

「孤立した少数の軍勢でよく戦うこと」という意味から転じて、比喩的に「ひとりで一所懸命に努力すること」という意味で使われるようになりました。
日常的には比喩的な意味で使います。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・太平洋戦争中は、米軍による数度の空爆を受けながらも、その類い希なる生存能力によって、校舎全損の憂き目を免れた。これもひとえに、当時の在校生による孤軍奮闘の賜物である。
(出典:賀東招二『フルメタル・パニック!短編集6 あてにならない六法全書?』)

・侍大将の明石全登も、戦況の急展開に唖然としていた。いまや孤軍奮闘の宇喜多隊目掛けて、関東勢全員が押し寄せてきているようであった。
(出典:茶屋二郎『遠く永い夢(下)-関ヶ原 戦勢逆転の真実』)

・状況は既に、孤軍奮闘ではない。語り尽くせないような紆余曲折の末、頼れる魔法少女『パンプキン』とも、後発の地球撲滅軍とも合流できた。
(出典:西尾維新『伝説シリーズ 6 悲録伝』)

・ソ聯もオリヨール市郊外に接近したと特別発表を行った。ドイツは孤軍奮闘である。イタリア北部に大分独軍が入ったらしい。
(出典:伊藤整『太平洋戦争日記(二)』)

・四方八方から晴美めがけて押し寄せていった。その波状攻撃に対し、晴美が孤軍奮闘、エンジン付き刈り払い機をぶん回して応酬し、花の首を刎ねながら、一歩、また一歩と土蔵の前へ近づいていった。
(出典:吉村達也『ついてくる』)

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類語

四面楚歌(しめんそか)
意味:敵に囲まれて孤立し、助けを求められないことのたとえ。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))

孤立無援(こりつむえん)
意味:仲間がいずに一人ぼっちで、援助する者のいないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

敢闘(けんとう)
意味:勇敢に戦うこと。(出典:デジタル大辞泉)

臥薪嘗胆(がしんしょうたん)
意味:目的を遂げるために苦心し、努力を重ねること。(出典:デジタル大辞泉)

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