婚礼
「婚礼の儀を執り行う」などのように使う「婚礼」という言葉。
「婚礼」は、音読みで「こんれい」と読みます。
「婚礼」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「婚礼」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
婚礼の意味
「婚礼」には次の意味があります。
・結婚の儀式。広義には、婚約儀礼・披露宴など婚姻に関する儀礼の総称。結婚式。婚儀。(出典:デジタル大辞泉)
結納や披露宴など、婚礼に関する儀式全般を指しますが、特に結婚式を意味することもあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・婚礼の会場は、あの、耕太が最初に連れてこられた、薄暗い場所だった。
(出典:西野かつみ『かのこん 第7巻 ~さよなら、オオカミ~』)
・しばらくわたくしどもは、すぐ先に迫った姉の婚礼の話をしておりました。
(出典:ドイル・アーサー・コナン『まだらのひも』)
・王女は、もう今度はどうしても御婚礼をしなければなりませんでした。
(出典:鈴木三重吉『黄金鳥』)
・その間に私は婚礼に必要なものを取りに国に帰り、また戻ってきますから。
(出典:佐藤正彰訳『千一夜物語』)
・ただこれは恐ろしい不幸だよ、娘っ子が婚礼をしないで子供を生むのは。
(出典:宮本百合子『マクシム・ゴーリキイによって描かれた婦人』)
類語
・華燭(かしょく)
意味:結婚の席にともすともし火。また、婚礼。(出典:デジタル大辞泉)
・婚儀(こんぎ)
意味:結婚の儀式。結婚式。華燭の典。婚礼。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・結婚式(けっこんしき)
意味:夫婦としての誓約を結ぶ儀式。神前結婚式、仏前結婚式などの形式がある。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ウェディング(wedding)
意味:結婚式。婚礼。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・祝儀(しゅうぎ)
意味:祝いの儀式。祝典。賀儀。また、特に、婚礼。祝言。(出典:精選版 日本国語大辞典)