始業
「始業の時間だ」などのように使う「始業」という言葉。
「始業」は、音読みで「しぎょう」と読みます。
「始業」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「始業」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
始業の意味
「始業」には次の意味があります。
・仕事や授業などを始めること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「始業」をわかりやすく言うと「仕事でその日の業務を始めたり、学校においてそれぞれの学期の授業を始めること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・始業時間の一時間近くまえだから、あまり登校する生徒の数は多くない。
(出典:石田衣良『うつくしい子ども』)
・始業は九時だから、出勤してくる車はこれからもまだあるに違いない。
(出典:桐野夏生『OUT(下)』)
・経理の部屋に入ったのは、始業定刻の九時より十五分ほど前であった。
(出典:大藪春彦『蘇える金狼 完結篇』)
・事務所へ入って行くと、今日は始業十分前なので、半分くらいの社員が来ている。
(出典:赤川次郎『女社長に乾杯!』)
・始業は朝八時ごろと早いのに、夜遅くまで観劇や食事を友人たちと楽しむ。
(出典:田丸公美子『シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ』)
類語
・創業(そうぎょう)
意味:事業を始めること。会社や店を新しく興すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・開業(かいぎょう)
意味:事業や営業を開始すること。また、それをしていること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・創始(そうし)
意味:新たに物事をはじめること。また、物事のはじまり。(出典:デジタル大辞泉)
・結成(けっせい)
意味:会や団体などの組織を作ること。(出典:デジタル大辞泉)
・開設(かいせつ)
意味:新しい施設や設備などをこしらえること。また、新たにその運用を開始すること。(出典:デジタル大辞泉)