好天
「好天に恵まれる」などのように使う「好天」という言葉。
「好天」は、音読みで「こうてん」と読みます。
「好天」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「好天」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
好天の意味
「好天」には次の意味があります。
・よく晴れて、何かをするのに都合のよい天気。(出典:デジタル大辞泉)
「好天」とは、空の様子を表す言葉で、良く晴れていて良い天気のことを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この好天があと二日つづけば、頂上は確実に我々のものとなるでしょう。
(出典:森村誠一『密閉山脈』)
・今日も好天で、高度五百から千ぐらいに、綿菓子のような断雲があった。
(出典:豊田穣『ミッドウェー戦記』)
・しかも、昨夜の吹雪はどこに行ったかと首を傾げたくなる好天ときている。
(出典:熊谷達也『邂逅(かいこう)の森』)
・あいにくの好天続きでそれほどの深さはないが、人の胸まではくるだろう。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第2巻 「黄金の戦女神」』)
・海の上で好天と順風とに恵まれると、心はおのずと楽しくなってしまう。
(出典:アーヴィング/吉田甲子太郎訳『スケッチブック』)
類語
・晴れ(はれ)
意味:空の晴れること。天気がよいこと。気象庁では、雲量が2~8、視程が1キロ以上の状態の天気をいう。(出典:デジタル大辞泉)
・快晴(かいせい)
意味:空が気持ちよく晴れ渡ること。たいへん天気がよいこと。気象観測では、雲量1以下、視程1キロ以上の状態の天気。(出典:デジタル大辞泉)
・晴天(せいてん)
意味:晴れた空。よい天気。(出典:デジタル大辞泉)
・天気(てんき)
意味:晴天。(出典:デジタル大辞泉)
・上天気(じょうてんき)
意味:よく晴れたいい天気。(出典:デジタル大辞泉)