奥義
「奥義を極める」などのように使う「奥義」という言葉。
「奥義」は、音読みで「おうぎ」と読みます。
「奥義」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「奥義」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
奥義の意味
「奥義」には次の意味があります。
学問・技芸・武芸などの最も奥深い大切な事柄。(出典:デジタル大辞泉)
「奥義」をわかりやすく言うと「文武において一番本質的なこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・古来ある聖賢の書の奥義を学び伝えたいと思っても、どうにもならん。
(出典:冲方丁『光圀伝』)
・そして奥義をひらいて達観し、よく見えすぎる目で人間どもを眺めている。
(出典:坂口安吾『教祖の文学』)
・とりあえず形から入ることが、やがては奥義に到達する第一歩なのである。
(出典:東海林さだお『食後のライスは大盛りで』)
・魔術の深遠について記し、呪法の奥義を伝えるために生み出された書物。
(出典:丈月城『カンピオーネ! 2 魔王来臨』)
・だが、学校と名のつくところでは、その道の奥義は教えてくれない。
(出典:里中哲彦『鬼平犯科帳の人生論』)
類語
・極意(ごくい)
意味:学問や技芸などで、核心となる大切な事柄(出典:精選版 日本国語大辞典)
・秘訣(ひけつ)
意味:人には知られていない最も効果的な方法。とっておきの手段(出典:デジタル大辞泉)
・秘伝(ひでん)
意味:秘密にして、特別の人にだけ伝授すること。また、その事柄。(出典:デジタル大辞泉)
・神髄(しんずい)
意味:その道の奥義。物事の本質。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・要諦(ようてい)
意味:物事の最も大切なところ。肝心かなめのところ。(出典:精選版 日本国語大辞典)