奏功
「作戦が奏功する」などのように使う「奏功」という言葉。
「奏功」は、音読みで「そうこう」と読みます。
「奏功」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「奏功」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
奏功の意味
「奏功」には次の意味があります。
・仕事をして功績をあげること。また、ききめがあらわれること。功を奏すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
つまり「奏功」とは、「効果が現れること、成功すること」という意味です。
具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかも結末から振り返ってみると、この画策はずばり奏功した、と言える。
(出典:平田剛士『漁民解体』)
・充分な戦力が共に逃げてこそ、分断策も奏功するってもんだ。
(出典:九里史生『SAO-Web-0406-第八章1』)
・底が見える程度しか水は引き込めなかったが、門徒たちには却ってそれが奏功した。
(出典:和田竜『村上海賊の娘 上巻』)
・兄の株を全部売ったことが奏功し、数日間落ち続けていた株価がようやく上向いた。
(出典:曽根圭介『鼻』)
・だとすると、あのときの芝居が奏功したのかもしれない。
(出典:貴志祐介『硝子のハンマー』)
類語
・大成(たいせい)
意味: 物事を完全に成し遂げること。立派に成し遂げること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・上首尾(じょうしゅび)
意味:物事がうまい具合に運ぶこと。都合よくいってよい結果を得ること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・大出来(おおでき)
意味:みごとな出来栄え。また、みごとにやってのけること。上出来。(出典:デジタル大辞泉)
・達成(たっせい)
意味:成し遂げること。目的をはたすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・功名(こうみょう)
意味:てがらをたて、名をあげること。こうめい。(出典:精選版 日本国語大辞典)