失恋
「失恋の痛手」などのように使う「失恋」という言葉。
「失恋」は、音読みで「しつれん」と読みます。
「失恋」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「失恋」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
失恋の意味
「失恋」には次の意味があります。
・恋する思いが相手に通じなかったり、相手に拒絶されたりすること。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言えば「相手が自分を好きになってくれず、その恋をあきらめなければならない状態になること」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・女の子は結婚の次にはときどき失恋するのが好きなものだよ。
(出典:オースティン/伊吹知勢訳『高慢と偏見(上)』)
・知っていてほしい。「失恋」というのは 今のあなたを変える上質な傷であるということを。
(出典:森瑤子『恋愛論』)
・薫は失恋にそれほど苦しみもしていなかったが残念ではあった。
(出典:与謝野晶子『源氏物語』)
・過去の失恋事件のために、なかなか結婚する気になれないんじゃないですか。
(出典:井上靖『崖(上)』)
・なかなか失恋をしないので、アポリネールに出会うことができないのです。
(出典:原田宗典『旅の短篇集 秋冬』)
類語
・破談(はだん)
意味:一度取り決めた約束や相談、特に縁談を取り消すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・破局(はきょく)
意味:事態が行き詰まって、関係・まとまりなどがこわれてしまうこと。また、その局面。悲劇的な終局。(出典:デジタル大辞泉)
・喧嘩別れ(けんかわかれ)
意味:けんかして、仲直りをしないまま別れること。(出典:デジタル大辞泉)
・悲恋(ひれん)
意味:実らずに悲しい結果に終わる恋。(出典:デジタル大辞泉)
・眷恋(けんれん)
意味:思い切れないさま(出典:デジタル大辞泉)