大蛇
「大蛇が庭を通った跡があった」などのように使う「大蛇」という言葉。
「大蛇」は、音読みで「だいじゃ」と読みます。
「大蛇」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「大蛇」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
大蛇の意味
「大蛇」には次の意味があります。
・ 大きなへび。おろち。(出典:デジタル大辞泉)
「大蛇」は「おろち」とも読むことができます。
おろちの「ち」には霊威あるものという意味もあり、日本神話などで出てくる伝説上の生き物のことを指すこともあります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・庭に大蛇がとぐろを巻いたように鉄の鎖が幾束かにわけて置いてあった。
(出典:新田次郎『槍ヶ岳開山』)
・こうなれば、頭と尾に切り離された大蛇を別々に攻撃することができる。
(出典:アレクサンドル・デュマ/乾野実歩訳『リシャール大尉』)
・それは、赤い大蛇が昇天するようにするすると、いや高く伸びていった。
(出典:新田次郎『武田勝頼(一)』)
・何しろ大蛇のように長い陣形だから、命令を伝達するのも容易ではない。
(出典:田中芳樹『アルスラーン戦記9』)
・それはまるで、二匹の大蛇の胴から逃げだそうとずるようなものだった。
(出典:ブリン『サンダイバー』)
類語
・蛇(じゃ)
意味:大きなヘビの総称。(出典:デジタル大辞泉)
・長虫(ながむし)
意味:蛇の異称。(出典:デジタル大辞泉)
・うわばみ
意味:巨大な蛇。(出典:デジタル大辞泉)
・青大将(あおだいしょう)
意味:ナミヘビ科に属する日本本土では最大の無毒のヘビ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・錦蛇(にしきへび)
意味:巨大な無毒ヘビで、最大種では体長九メートルを超える。(出典:精選版 日本国語大辞典)