大潮
「大潮カレンダー」などのように使う「大潮」という言葉。
「大潮」は、訓読みで「おおしお」と読みます。
「大潮」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「大潮」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
大潮の意味
「大潮」には次の意味があります。
・満月と新月の頃、干満の差の最も大きい潮。また、その時期。(出典:デジタル大辞泉)
干潮と満潮の差が最も大きくなることを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・だが少なくともまた大潮に向かうまえに、外皮板を張り直しておく必要があった。
(出典:ヴェルヌ/大友徳明訳『地の果ての燈台』)
・これらの砦のうち一番重要なものは、大潮のため本当の島となっている岩山の上に設けられていた。
(出典:ヴェルヌ/大久保和郎訳『グラント船長の子供たち(下) 地の果ての燈台』)
・春の大潮の日には、川が逆流することがあるのだそうだ。
(出典:上橋菜穂子『守り人シリーズ9 天と地の守り人 第二部』)
・潮の干満が最も大きくなる春から夏の、大潮の日が適期とされる。
類語
・潮汐(ちょうせき)
意味:月と太陽の引力によって、海水面の周期的な昇降が起こる現象。(出典:デジタル大辞泉)
・朔望潮(さくぼうちょう)
意味:大潮のこと。新月または満月の1、2日後に起こる。(出典:デジタル大辞泉)
・高潮(たかしお)
意味:台風通過による強風や気圧の変化により、海水面が異常に高まる現象。(出典:デジタル大辞泉)
・満潮(まんちょう)
意味:潮が満ちて海水面が最も高くなる現象。ふつう1日に2回起こる。高潮。みちしお。(出典:デジタル大辞泉)
・上潮(あげしお)
意味:満ちてくる潮。満ち潮。差し潮。(出典:デジタル大辞泉)