夜
「夜の帳が下りる」などのように使う「夜」という言葉。
「夜」は、訓読みで「よる」と読みます。
「夜」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「夜」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
夜の意味
「夜」には次の意味があります。
・昼の反対。日没から日の出までをいう。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
つまり「夜」とは、1日のうち、太陽が沈んでいる暗い時間帯のことです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・空に反射する街の光が見えてきたのは、夜の十時頃のことだった。
(出典:ヘミングウェイ・アーネスト・ミラー『老人と海』)
・夜はいよいよ暗くなり、星影も空に深く沈んでゆくように思われた。
(出典:吉田甲子太郎『スリーピー・ホローの伝説』)
・この夜二人はただ嬉しくて面白くて、将来の話などしないで寝てしまった。
(出典:伊藤左千夫『春の潮』)
・しんとした夜の静かさの中で悪謔うような淫らな女の潜み笑いが聞こえた。
(出典:有島武郎『カインの末裔』)
・明日の夜には読み終えるだろうというところまで読み進めた夜。
(出典:植松真人『主よ、人の望みの喜びよ』)
類語
・宵(よい)
意味:日が暮れてまだ間もないころ。古代では夜を3区分した一つで、日暮れから夜中までの間。初夜。(出典:デジタル大辞泉)
・晩(ばん)
意味:1 夕暮れ。夕方。2 夜。(出典:デジタル大辞泉)
・夜中(よなか)
意味:夜のなかば。夜ふけ。夜半。(出典:デジタル大辞泉)
・夜陰(やいん)
意味:夜のやみ。夜の暗さ。また、夜中。夜分。(出典:デジタル大辞泉)
・深更(しんこう)
意味:夜ふけ。深夜。(出典:デジタル大辞泉)