壮絶
「壮絶な戦い」などのように使う「壮絶」という言葉。
「壮絶」は、音読みで「そうぜつ」と読みます。
「壮絶」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「壮絶」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
壮絶の意味
「壮絶」には次の意味があります。
・きわめて勇ましく激しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「壮絶」は「程度がすさまじい」という意味で使われることが多いですが、正しくは上記のうに「勇ましく激しいこと」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そしてその確信の通り、壮絶な力と力の衝突が二人の頭上で起こった。
(出典:高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第2巻』)
・部屋の中は薄暗くとも、外には壮絶な青さの天空が広がっているはずだ。
(出典:岩井志麻子『岡山女』)
・涙と血で濡れた顔には壮絶な美しさがあったが、その目の光は失われている。
(出典:田中哲弥『さらば愛しき大久保町』)
・目の前に広がる壮絶な光景にかなりの衝撃を受けているらしい。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第12巻』)
・この子、見掛けによらず壮絶な人生を歩んでいるんだと玲夢は気がつく。
(出典:ろくごまるに『封仙娘娘追宝録2 嵐を招く道士たち』)
類語
・強烈(きょうれつ)
意味:力や作用などが強くはげしいこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・激烈(げきれつ)
意味:きわめてはげしいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・苛烈(かれつ)
意味:きびしくはげしいこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・凄絶(せいぜつ)
意味:非常にすさまじいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・激越(げきえつ)
意味:感情が激しく高ぶること。感情が高ぶって言動が荒々しくなること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)