壮健
「ご壮健で何よりです」などのように使う「壮健」という言葉。
「壮健」は、音読みで「そうけん」と読みます。
「壮健」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「壮健」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
壮健の意味
「壮健」には次の意味があります。
・健康で元気なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「壮健」は「病気、怪我などがなく健康で、生命力がみなぎっていること」を表現する言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その神経過敏は農業でもやって身体を壮健にすれば自から解消するものだ。
(出典:夢野久作『父杉山茂丸を語る』)
・そこで、村の壮健な人達が集まって、二三十人一かたまりになってでかけました。
(出典:豊島与志雄『ひでり狐』)
・彼はこの地下都市に入ってから、以前より壮健そうに見える。
(出典:喬林知『今日からマ王 第15巻 「宝はマのつく土の中!」』)
・しかし私は少しも身体に異常は無いです、壮健です。
(出典:アントン・チェーホフ『六号室』)
・至って元気な、壮健な、立派な白い頬鬚の、快活な大声の、しかも気の善い、感情の深い人間である。
(出典:アントン・チェーホフ『六号室』)
類語
・健康(けんこう)
意味:からだに悪いところがなく、丈夫なこと。(出典:デジタル大辞泉)
・丈夫(じょうぶ)
意味:健康に恵まれているさま。(出典:デジタル大辞泉)
・達者(たっしゃ)
意味:からだが丈夫で健康なさま。(出典:デジタル大辞泉)
・勇健(ゆうけん)
意味:力強く、すこやかなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・好調(こうちょう)
意味:物事の調子・ぐあいなどがよいこと。(出典:デジタル大辞泉)