増設
「棚を増設する」などのように使う「増設」という言葉。
「増設」は、音読みで「ぞうせつ」と読みます。
「増設」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「増設」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
増設の意味
「増設」には次の意味があります。
・すでに設けられているものに加えて、さらに設けること。設備などをさらにふやすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
主に設備やものに使用する、すでにあるものを増やす行為を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・組み立てラインの増設も始まり、毎日のように新しい仲間が入ってくる。
(出典:佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で(下)』)
・というのは、建築上効果覿面なのは、留置場の改造と増設となのである。
(出典:戸坂潤『社会時評』)
・ゼロから世界を増設できないおれたちは、なにかを利用するしかない。
(出典:雨木シュウスケ『レジェンド・オブ・レギオス 第1巻 リグザリオ洗礼』)
・この時期に大増設を実施するなど無謀も甚だしいと言わなければなりません。
(出典:高杉良『生命燃ゆ』)
・これを増設したら、ほとんど人間の脳みそと変わらなくなるのではないか?
(出典:賀東招二『フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上)』)
類語
・特設(とくせつ)
意味:特別に設置・設備すること。(出典:デジタル大辞泉)
・増加(ぞうか)
意味:物の数量がふえること。また、ふやすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・増量(ぞうりょう)
意味:分量がふえること。分量をふやすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・増大(ぞうだい)
意味:ふえて大きくなること。また、ふやして大きくすること。(出典:デジタル大辞泉)
・仮設(かせつ)
意味:必要な期間だけ、仮に建てたり、設備したりすること。また、本物に似せて仮に作ったもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)