埋設
「下水道を埋設する」などのように使う「埋設」という言葉。
「埋設」は、音読みで「まいせつ」と読みます。
「埋設」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「埋設」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
埋設の意味
「埋設」には次の意味があります。
・地下にうずめて設備すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「下水道を埋設する」は「下水道を地下に埋めて設備する」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・実に様々な埋設物を内包したおにぎりが並んでいるのに驚くに違いない。
(出典:東海林さだお『タコの丸かじり』)
・この奇妙な管は町の通りの片側に埋設されたガス管にそっくりだ。
(出典:メルヴィル/高村勝治訳『白鯨(下)』)
・幸い埋設作業はまだ行われていないようです。
(出典:楡周平『マリア・プロジェクト』)
・現在知られている墓で損傷されたものはなかったので、ハートは一味がこの箱の埋設を狙ったと考えている。
(出典:ラヴクラフト・ハワード・フィリップス『チャールズ・デクスター・ウォードの事件』)
・兵たちはドンバスからモスクワまでのパイプライン埋設作業をやっていたのです。
(出典:御田重宝『シベリア抑留』)
類語
・敷設(ふせつ)
意味:広い範囲に設置すること。(出典:デジタル大辞泉)
・埋める(うめる)
意味:ある部分・範囲を物でふさぐ。(出典:デジタル大辞泉)
・埋め立てる(うめたてる)
意味:川や海などに土砂を入れて埋め、陸地にする。(出典:デジタル大辞泉)
・埋没(まいぼつ)
意味:うずもれて見えなくなること。(出典:デジタル大辞泉)
・埋蔵(まいぞう)
意味:地中に埋め隠すこと。また、埋もれ隠れていること。(出典:デジタル大辞泉)