均等
「均等に分ける」などのように使う「均等」という言葉。
「均等」は、音読みで「きんとう」と読みます。
「均等」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「均等」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
均等の意味
「均等」には次の意味があります。
・二つ以上の物事の間が互いに平等で差がないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「均等」という言葉をわかりやすく言うと、「同じように」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・五百発を残して全弾を方機にまで均等配分してしまったのは大失敗だった。
(出典:佐々淳行『東大落城 安田講堂攻防七十二時間』)
・子は父親の方からも母親の方からも、均等に半分ずつ遺伝子を受け継ぐ。
(出典:大迫純一『ゾアハンター 2 ウリエルの娘』)
・誰もが均等に働き、誰も指示をしたり命令を下したりはしなかった。
(出典:村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 2』)
・というより、彼女は善と悪のどちらの行いも均等に実行するのである。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第7巻』)
・それが均等にいっている間はいいが、人間の手仕事だからそうはいかない。
(出典:赤瀬川原平『優柔不断術』)
類語
・均一(きんいつ)
意味:質や量などがどれも一様であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・均質(きんしつ)
意味:成分や密度、また品質などにむらがなく一様であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・画一的(かくいつてき)
意味:何もかも一様で、個性や特徴のないさま。(出典:デジタル大辞泉)
・均衡(きんこう)
意味:二つまたはそれ以上の物事の間で、力や重さなどの釣り合いがとれていること。(出典:デジタル大辞泉)
・一律(いちりつ)
意味:すべてが同じで例外がないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)