地層
「知識の地層」などのように使う「地層」という言葉。
「地層」は、音読みで「ちそう」と読みます。
「地層」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「地層」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
地層の意味
「地層」には次の意味があります。
・砂・小石・泥・火山灰・生物体などが地表または水底に積み重なってできた堆積岩の板状の岩体。ふつう地層の断面には堆積の順序を示す縞模様がある。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「知識の地層」は「積み重ねられた知識」と言い換えることができます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・地震は地下のプレートの移動による地層のひずみが原因となって起こる。
(出典:万城目学『鹿男あをによし』)
・周囲の壁には他の岩とは全く異質の明るい地層が縞模様を描いている。
(出典:J・ブリッシュ『スター・トレックTV版(全12巻) 4 暗闇の悪魔』)
・その上に土が、塵が乗って現在の地層を形成し、人々は水のことを忘れた。
(出典:菊地秀行『吸血鬼ハンター07b D-北海魔行 下』)
・あたしという地層をどんどん掘っていったら、まるで違うものが出てきた。
(出典:橋本紡『半分の月がのぼる空6』)
・地層調査用のボーリングステッキを頭の中にねじ込まれたような顔だった。
(出典:梅原克文『カムナビ(上)』)
類語
・地面(じめん)
意味:土地の表面。平地の面。地上。地表。じべた。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・地盤(じばん)
意味:大地の表面。地殻。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・断層(だんそう)
意味:岩石または地層が断ち切られて、その面(断層面)を境に両側がずれている現象。また、それによってできた割れ目。ずれ方によって正断層・逆断層・衝上(しょうじょう)断層・おしかぶせ断層・横ずれ断層などに分ける。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・大陸(たいりく)
意味:広大な陸地。大州。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・鉱脈(こうみゃく)
意味:岩石の割れ目を有用鉱物が満たしてできた板状の鉱床。多くはマグマから出た熱水溶液が鉱物を沈殿させてできる。(出典:デジタル大辞泉)