在籍
「在籍数を調べる」などのように使う「在籍」という言葉。
「在籍」は、音読みで「ざいせき」と読みます。
「在籍」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「在籍」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
在籍の意味
「在籍」には次の意味があります。
・団体・学校などに属する者として登録されていること。(出典:デジタル大辞泉)
「在籍」をわかりやすく言うと「学校や団体などの組織に所属していること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼もまた、かつて在籍した高校を見に来るような夜があったのだろうか。
(出典:川島誠『もういちど走り出そう』)
・念のため会社に電話して探りを入れてみたが、間違いなく在籍していた。
(出典:岩井志麻子『恋愛詐欺師』)
・彼らの平均在籍期間を計算すると、二・二五年という数字が出てくる。
(出典:山際淳司『ナックルボールを風に』)
・逮捕された幹部の中には、元左翼過激派セクトに在籍していた者もいた。
(出典:福井晴敏『川の深さは』)
・九州の大学に在籍する恋人との遠距離恋愛も、順調に進んでいるらしい。
(出典:宮部みゆき『名もなき毒』)
類語
・勤務(きんむ)
意味:会社などにつとめて仕事をすること。また、その仕事。つとめ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・所属(しょぞく)
意味:個人や事物などが、ある団体・組織にその一員・一部として加わっていること。(出典:デジタル大辞泉)
・従事(じゅうじ)
意味:ある物事に関係して、それを仕事としてつとめること。たずさわること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・就業(しゅうぎょう)
意味:工場、商店、その他の事業場で、仕事につくこと。業務にとりかかること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・在職(ざいしょく)
意味:ある職務についていること。(出典:デジタル大辞泉)