国際
「国際問題に発展する」などのように使う「国際」という言葉。
「国際」は、音読みで「こくさい」と読みます。
「国際」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「国際」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
国際の意味
「国際」には次の意味があります。
・複数の国家に関係していること。世界的であること。多く他の語の上に付けて用いる。(出典:デジタル大辞泉)
国家や国民間の交際という意味を持ち、多くの国に関係するという意味で用いられます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・国際的にいえば、米ソの対立と戦争の危機への準備としての改正である。
(出典:亀井勝一郎『青春論』)
・しかし、貿易拠点としての機能は維持され、国際港都であり続けている。
(出典:和田竜『村上海賊の娘 上巻』)
・被害者が外国人女性であるため、国際的な捜査に拡がる可能性が大きい。
(出典:森村誠一『棟居刑事の憤怒』)
・これらは民族の芸術としては世界に誇つていいものであるが国際性はない。
(出典:伊丹万作『映画と民族性』)
・一九三五年六月には、パリで開かれた文化擁護国際会議に出席している。
(出典:ハックスリー/高畠文夫訳『すばらしい新世界』)
類語
・国交(こっこう)
意味:国と国との交際。国家間の外交。(出典:デジタル大辞泉)
・交際(こうさい)
意味:人と人、また、国と国とが互いにつきあうこと。交わり。つきあい。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・付き合い(つきあい)
意味:人と交際すること(出典:デジタル大辞泉)
・交わり(まじわり)
意味:つきあい。交際。(出典:デジタル大辞泉)
・社交(しゃこう)
意味:人と人とのつきあい。世間での交際。(出典:デジタル大辞泉)