回帰
「原点に回帰する」などのように使う「回帰」という言葉。
「回帰」は、音読みで「回帰」と読みます。
「回帰」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「回帰」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
回帰の意味
「回帰」には次の意味があります。
・ひとまわりして、もとの所に帰ること。(出典:デジタル大辞泉)
「回帰」は「元と同じような状態に戻ること、もしくはそれを繰り返すこと」を意味する言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・僕をごく自然に、僕の中学・高校時代へと回帰させる。
(出典:赤瀬川隼『人は道草を食って生きる』)
・それについては後々一人で論議するとして、話を回帰させることにした。
(出典:入間人間『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 1 幸せの背景は不幸』)
・どこかはるかに遠くを巡った末の回帰のような気がした。
(出典:石原慎太郎『化石の森』)
・この件についての言及を一旦打ち切り、最初の質疑に回帰する。
(出典:入間人間『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 2 善意の指針は悪意』)
・そこでは歴史は永刧の回帰となる。
(出典:戸坂潤 『現代哲学講話』)
類語
・巡る(めぐる)
意味:まわって再びもとに返る(出典:デジタル大辞泉)
・戻る(めぐる)
意味:もとの場所に帰る。(出典:デジタル大辞泉)
・返る(かえる)
意味:一度変化したものが、前やもとの状態になる。(出典:デジタル大辞泉)
・再訪(さいほう)
意味:再び訪れること。もう一度訪問すること。(出典:デジタル大辞泉)
・舞い戻る(まいもどる)
意味:もとの所にもどる。(出典:デジタル大辞泉)