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喫水線とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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喫水線

「船に描かれる喫水線のライン」などのように使う「喫水線」という言葉。

「喫水線」は、音読みで「きっすいせん」と読みます。

「喫水線」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「喫水線」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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喫水線の意味

「喫水線」には次の意味があります。

静水面に浮いている船体の水面と接する線。(出典:デジタル大辞泉)

荷物を積めば積むほど、喫水線は上甲板すれすれまで近づきます。ある限度以上積込むと船の復原力がなくなり、危険でです。このため、1930年に国際満載喫水線条約が締結され、物を積んで遠洋・近海区域を航行する 150総t以上の船は、すべてこれ以上荷物を積んではいけないという満載喫水線を船腹に標示することになっています。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

喫水線の下に衝角が伸びているのを、セシルはしっかりと見つけていた。
(出典:水野良『新ロードス島戦記1 闇の森の魔獣』)

喫水線の下にある漏れ口はわずかであって、容易に処理することができた。
(出典:アーサー・C・クラーク『宇宙の旅〈オデッセイ〉シリーズ(全4巻) 3 2061年宇宙の旅』)

・被害は幸いにして、甚大な物ではなく、しかも喫水線より上でありました。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 21 外伝6/名誉の殿堂』)

・イギリス船の大檣は、喫水線上二百十七尺の高さに及ぶものがある。
(出典:ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』)

・その喫水線は激しく沸騰しているかに見え、あちこちで水柱があがっていた。
(出典:野尻抱介『クレギオン 7 ベクフットの虜』)

類語

警戒線(けいかいせん)
意味:河川などで、洪水の危険水位を示す線。(出典:精選版 日本国語大辞典)

境目(さかいめ)
意味:境となる所。相接する所。分かれ目。(出典:デジタル大辞泉)

ボーダーライン(borderline)
意味:境界線。物事の境のあたり。(出典:デジタル大辞泉)

危険水域(きけんすいいき)
意味: 潮流や川の流れが複雑で、また暗礁があったりして船が遭難する恐れのある水域。(出典:デジタル大辞泉)

分れ目(わかれめ)
意味:物が分かれるところ。また、どちらになるかという境目。分岐点。(出典:デジタル大辞泉)

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