喧嘩腰
「喧嘩腰で話し掛けられた」などのように使う「喧嘩腰」という言葉。
「喧嘩腰」は、「けんかごし」と読みます。
「喧嘩腰」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「喧嘩腰」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
喧嘩腰の意味
「喧嘩腰」には次の意味があります。
・すぐにもけんかを仕掛けそうに、くってかかる態度。(出典:デジタル大辞泉)
「喧嘩腰」とは、好戦的な態度や、食って掛かるような態度のことを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ただもう戦闘意識だけといふ、ちよッと喧嘩腰の力のこもり方であつた。
(出典:坂口安吾『勝負師』)
・例の敏捷で喧嘩腰の歩きかたで、五番通りで僕の前を歩いていた。
(出典:フィッツジェラルド/大貫三郎訳『華麗なるギャツビー』)
・先生とは喧嘩腰だし、ほかの子供たちからは仲間外れなんだろう。
(出典:マン・パウル・トーマス『トニオ・クレエゲル』)
・他の年寄り連中には、喧嘩腰の俺よりも組みやすい相手に見えたらしかった。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 7 皆殺し編』)
・「エセリン師がわれわれをなかへ入れてくれないのです」その人物は喧嘩腰でいった。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 13 竜の挑戦〔上〕』)
類語
・攻撃的(こうげきてき)
意味:相手を激しく責めるさま。他人に対して寛容さがないさま。(出典:デジタル大辞泉)
・好戦的(こうせんてき)
意味:争いごとを好むさま。(出典:デジタル大辞泉)
・戦闘的(せんとうてき)
意味:他と戦ってでも物事を押し通そうとするさま。(出典:デジタル大辞泉)
・挑発的(ちょうはつてき)
意味:いかにも挑発するようなさま。事を引き起こすようにしむけたり、色情を刺激したりするさま。(出典:デジタル大辞泉)
・反抗的(はんこうてき)
意味:反抗する態度や言動を示すさま。反抗する傾向が強いさま。(出典:デジタル大辞泉)