喧嘩
「友人と喧嘩してしまった。」などのように使う「喧嘩」という言葉。
「喧嘩」は、音読みで「けんか」と読みます。
「喧嘩」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「喧嘩」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
喧嘩の意味
「喧嘩」には次の意味があります。
・言い合ったり殴り合ったりしてあらそうこと。いさかい。(出典:デジタル大辞泉)
裁判に持ち込まれるほどではない個人間の争いごとを喧嘩と言います。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・昨夜看護婦と喧嘩をした事などは殆ど忘れてしまつてゐるやうであつた。
(出典:高浜虚子『続俳諧師』)
・子供は二人が喧嘩でもするのかと思って、烈しく泣いたということです。
(出典:島崎藤村『藁草履』)
・まるで無駄な幾日、気が気ではないがお天気相手じゃ喧嘩にもならない。
(出典:古川緑波『古川ロッパ昭和日記』)
・私はそれまで、殴り合う喧嘩などほとんどしたことがありませんでした。
(出典:植松真人『主よ、人の望みの喜びよ』)
・火事や喧嘩そのものを認めることは必ずしも彼の願望ではなかつたのだ。
(出典:坂口安吾『風人録』)
類語
・闘乱(とうらん)
意味:争い乱暴すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・争闘(そうとう)
意味:あらそいたたかうこと。闘争。(出典:デジタル大辞泉)
・修羅(しゅら)
意味:醜い争いや果てしのない闘い、また激しい感情のあらわれなどのたとえ。(出典:デジタル大辞泉)
・戦闘(せんとう)
意味:たたかうこと。(出典:デジタル大辞泉)
・口論(こうろん)
意味:言い争いをすること。口げんか。(出典:デジタル大辞泉)