唯一無二
「唯一無二の存在」などのように使う「唯一無二」という言葉。
「唯一無二」は、音読みで「ゆいいつむに」と読みます。
「唯一無二」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「唯一無二」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
唯一無二の意味
「唯一無二」には次の意味があります。
・ただ一つあって、二つとないこと。(出典:)
「ただ一つしかないもの」という意味を持ちますが、「唯一無二の存在」「唯一無二の友達」など「かけがえのない物」という意味を表すこともあります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼こそが人類最後の希望、虚空牙に対抗できる唯一無二の存在であった。
(出典:上遠野浩平『鉄仮面をめぐる論議』)
・正しい答えにあいまいさは許されず、唯一無二のものでなくてはならない。
(出典:荻原規子『西の善き魔女外伝1 金の糸紡げば』)
・彼は戦術上からそれが独軍の採るべき唯一無二の方法であると極論した。
(出典:菊池寛『ゼラール中尉』)
・あんたは、あの壁を越えて、あの、この地上で唯一無二の場所に立ったのだな。
(出典:夢枕獏『神々の山嶺 下』)
・それを認めてしまっては、ふたりは互いに唯一無二の親友をなくしてしまう。
(出典:三浦真奈美『風のケアル 第2巻 波濤立つ都』)
類語
・無類(むるい)
意味:たぐいがないこと。比べるものがないほどにすぐれていること。また、そのさま。無比。無双。(出典:デジタル大辞泉)
・無比(むひ)
意味:他にくらべるものがないこと。たぐいないこと。また、そのさま。無二。無類。(出典:デジタル大辞泉)
・単一(たんいつ)
意味:ただ一つであること。単独であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・類がない(るいがない)
意味:他に比べるものがない。比類がない。(出典:デジタル大辞泉)
・類い稀(たぐいまれ)
意味:非常に数が少なく、珍しいさま。めったにないことであるさま。(出典:デジタル大辞泉)