呼称
「公式に記念公園と呼称する」などのように使う「呼称」という言葉。
「呼称」は、音読みで「こしょう」と読みます。
「呼称」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「呼称」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
呼称の意味
「呼称」には次の意味があります。
・名をつけて呼ぶこと。また、その名。称呼。(出典:デジタル大辞泉)
「呼称」とは物事や人物に名称をつけ、その名で呼ぶことを意味します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・同盟軍第四艦隊はすでに艦隊と呼称できる存在ではなくなっている。
(出典:田中芳樹『銀河英雄伝説 01 黎明篇)
・そのためにはいかめしい役職呼称をやめたほうがいいと社長は考えたのだ。
(出典:阿部牧郎『不倫の戦士たち』)
・課長と言っても、新聞社の場合は一般の会社の場合と職階の呼称が少し違う。
(出典:塩田丸男『天からやって来た猫』)
・かわりに用いられるロマニという呼称をヨーロッパ人は理解できるからいい。
(出典:米原万里『ガセネッタ&シモネッタ』)
・才能という曖昧な呼称でしか呼ぶことができないものがあるのだ。
(出典:夢枕獏『神々の山嶺 上』)
類語
・外題(げだい)
意味:書物・掛け軸などの表紙に記してある書名・題名。(出典:デジタル大辞泉)
・人名(じんめい)
意味:人の名。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・名前(なまえ)
意味:事物の名称。(出典:デジタル大辞泉)
・題名(だいめい)
意味:書物や作品の標題。(出典:デジタル大辞泉)
・称呼(しょうこ)
意味:物事の呼び方。呼び名。呼称。(出典:デジタル大辞泉)