呼気
「呼気を吐く」などのように使う「呼気」という言葉。
「呼気」は、音読みで「こき」と読みます。
「呼気」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「呼気」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
呼気の意味
「呼気」には次の意味があります。
・ 肺から体外へはき出す空気。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「呼気」をわかりやすく言うと「口から吐く息」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そう思って鼻と口に手を当てると、弱々しいながらも呼気が感じられた。
(出典:米澤穂信『満願』)
・自分の呼気を吸うことで、こんなに簡単かんたんに楽になるとは思わなかった。
(出典:竹宮ゆゆこ『わたしたちの田村くん 第2巻』)
・待つ間もなく、かすかな呼気の音が聞こえたかと思うと、ぬっと出て来た。
(出典:海音寺潮五郎『天と地と(二)』)
・大声で叫んだつもりでも、あえぐような呼気を吐き出しただけだった。そして目が覚めた。
(出典:宮部みゆき『ICO -霧の城』)
・雪竜の牙きばのあいだから漏れでる凍こごえた呼気が、こって風狼ふうろうの群れとなる。
(出典:流星香『プラパ・ゼータ 4 玻璃色の迷宮』)
類語
・呼吸(こきゅう)
意味:息を吐いたり、吸ったりすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・口気(こうき)
意味:口から出る息。気息。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・息遣い(いきづかい)
意味:呼吸のようす。また、呼吸の調子・しかた。(出典:デジタル大辞泉)
・吐息(といき)
意味:思わず知らずほっとつく息。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・吸気(きゅうき)
意味:空気を吸い込むこと。呼吸のうちの吸う行為。(出典:精選版 日本国語大辞典)