呪縛
「呪縛を解く」などのように使う「呪縛」という言葉。
「呪縛」は、音読みで「じゅばく」と読みます。
「呪縛」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「呪縛」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
呪縛の意味
「呪縛」には次の意味があります。
・まじないをかけて動けないようにすること。また、心理的に自由をうばうこと。(出典:大辞林 第三版)
「呪縛」をわかりやすくいうと、「心や体が、何かに縛られてしまう状態」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・地上に存在するあらゆる物も、その呪縛から逃れられない様に出来ている。
(出典:ZUN『東方儚月抄 第02話 「三千年の玉」』)
・彼に話しかけられて、呪縛されたように面も上げられない社長もいる。
(出典:森村誠一『大都会』)
・その声をきっかけのようにして、部屋にかけられていた呪縛がとけた。
(出典:山田正紀『神狩り』)
・初め私を飛びつかせたその魅力は、今では私を呪縛してるらしいのだ。
(出典:豊島与志雄『憑きもの』)
・この種の呪縛の力を持つモンスターは決して少ないわけではない。
(出典:伏見健二『サイレンの哀歌が聞こえる』)
類語
・呪詛(じゅそ)
意味:神仏や悪霊などに祈願して相手に災いが及ぶようにすること。のろうこと。(出典:デジタル大辞泉)
・呪い(のろい)
意味:神仏や霊力をもつものに祈って、災いを逃れようとしたり、また他人に災いを及ぼすようにしたりすること。また、その術。呪術。(出典:大辞林 第三版)
・ジンクス
意味:因縁のように思う事柄。縁起。本来は縁起の悪い物事をいうが、近年では縁起の良い物事を言う場合もある。(出典:大辞林 第三版)
・魔術(まじゅつ)
意味:人の心を惑わす不思議な術。魔法。(出典:デジタル大辞泉)
・束縛(そくばく)
意味:制限を加えて行動の自由を奪うこと。(出典:デジタル大辞泉)