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同期とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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同期

「同期で集まる」などのように使う「同期」という言葉。

「同期」は、音読みで「どうき」と読みます。

「同期」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「同期」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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同期の意味

「同期」には次の三つの意味があります。

1 同じ時期。
2 入学・卒業・入社などの年度が同じであること。
3 作動の時間を一致させること。内容や情報を一致させること。シンクロナイズさせること。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

同期の意味①「同じ時期。」

「同期」の一つ目の意味は「同じ時期。」です。

例えば「昨年同期比」で「昨年の同じ時期との比較」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

同期の予想は二百億円の経常赤字が見込まれ、無配転落が確実となった。
(出典:佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で(下)』)

・久保田は、大沢と同期に刑事になり、一緒に捜査活動をした仲間である。
(出典:山村美紗『幻の指定席』)

・何を根拠にこの数字を出したのかは分らないが、これは前年同期比二万七千人増としている。
(出典:木村裕主『ムッソリーニの処刑』)

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類語

同年(どうねん)
意味:同じ年。また、前に述べた、その年。(出典:デジタル大辞泉)

今期(こんき)
意味:現在の期間。この時期。(出典:デジタル大辞泉)

同時代(どうじだい)
意味:同じ時代。同じ時期。また、同じ時代に存在すること。(出典:デジタル大辞泉)

同期の意味②「入学・卒業・入社などの年度が同じであること。」

「同期」の二つ目の意味は「入学・卒業・入社などの年度が同じであること。」です。

この場合の「同期」は単に「入学等の年度が同じである」というだけなので、各人の年齢等は異なっている場合もあります。
また、入社などが同じ時期の人のことを「同期」ということもあります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ 結果は、同期がレギュラーになれなかったのだが、二つの成果があった。
(出典:小菅正夫『〈旭山動物園〉革命――夢を実現した復活プロジェクト』)

・ ぼくとあなたとは同期だけれど、あなたは本当は一年上なわけでしょう。
(出典:三浦綾子『続・氷点』)

同期の男役の多くは、ファンにマンションを借りてもらっているはずだ。 
(出典:林真理子『野ばら』)

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類語

同年(どうねん)
意味:同じ年齢。また、同じ学年。(出典:デジタル大辞泉)

同級生(どうきゅうせい)
意味:同じ学級の生徒・学生。同じ学年の生徒・学生。(出典:デジタル大辞泉)

同輩(どうはい)
意味:地位・年齢・身分などが同じくらいの人。等輩。(出典:デジタル大辞泉)

同期の意味③「作動の時間を一致させること。内容や情報を一致させること。シンクロナイズさせること。」

「同期」の三つ目の意味は「作動の時間を一致させること。内容や情報を一致させること。シンクロナイズさせること。」です。

例えば、「スマートフォン等のデータの一部または全部を、別の端末等に同じ状態で保管すること」など、機械やコンピュータ関連でよく聞かれる「同期」はこちらの意味を指しています。
機械に限らず、人の動きの一致などの場合にもこの「同期」を用いることができます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ただ、その活動が同期しているかどうかだけが変わるというわけである。 
(出典:茂木健一郎『クオリア入門 心が脳を感じるとき』)

・十人ひと組が横一列に密接し、完璧に同期した動きで右拳を引き、構える。
(出典:九里史生『SAO Web 0407 第八章02』)

・その動きと同期して、背中から伸びた角が、ばさりと左右に大きく展開した。
(出典:川原礫『アクセル・ワールド 03 -夕闇の略奪者-』)

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類語

シンクロナイズ
意味:同時化すること。時間的に一致させること。(出典:デジタル大辞泉)

合致(がっち)
意味:ぴったり合うこと。一致すること。(出典:デジタル大辞泉)

同調(どうちょう)
意味:調子が同じであること。同じ調子。(出典:デジタル大辞泉)

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