叶うとは？意味や使い方・例文をわかりやすく解説

叶う

「願いが叶う」などのように使う「叶う」という言葉。

「叶う」は、訓読みで「かなう」と読みます。

「叶う」とは、どのような意味の言葉でしょうか？

この記事では「叶う」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

「叶う」には次の意味があります。

・思いどおりに実現する。願っていたことがそのとおりになる。（出典：デジタル大辞泉）

　主に希望や夢や理想が、自分の思い描いていたとおりほぼ一致して目の前で起きることを言います。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

・ところがそれこそまさにわたしには叶かなえられない望みであるらしいのだ。
（出典：クリスティ／赤冬子訳『茶色の服を着た男』）

・それが叶って、この夢を見始めて喜んだのがもう遠い昔に感じてしまう。
（出典：奈須きのこ『歌月十夜-8 タナトスの花』）

・今ならどんな目標であっても必ず叶かなえられると勝手に思う事ができた。
（出典：鎌池和馬『とある魔術の禁書目録第13巻』）

・環さえ描いていれば、歪だろうが何だろうが目的には叶っていたはずだ。
（出典：坂東眞砂子『蛇鏡』）

・君に無理を言っているのは僕の方だし、できれば望みは叶かなえてあげたい。
（出典：浅田次郎『鉄道員(ぽっぽや)』）

・警察手帳でも持っていれば別なのだろうが、謹慎中ではそれも叶うまい。
（出典：京極夏彦『魍魎の匣』）

・この星で、子孫を増やそうとしていると考えた方が、理に叶かなっていない?
（出典：岩本隆雄『星虫』）

・法律の本には、子供の希望は比較的叶えられやすいと書いてあった。
（出典：米澤穂信『満願』）