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叢雲とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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叢雲

「月に叢雲」などのように使う「叢雲」という言葉。

「叢雲」は、訓読みで「むらくも」と読みます。

「叢雲」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「叢雲」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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叢雲の意味

「叢雲」には次の意味があります。

むらがり立った雲。(出典:デジタル大辞泉)

「叢雲」をわかりやすくいうと、もこもこともりあがり高く盛り上がる雲のことです。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・草薙も叢雲も風に関する名、暴風を意味する荒の王の下に入るべき名だ。
(出典:川上稔『AHEADシリーズ 04 終わりのクロニクル②〈下〉』)

・陽もやがて疲れて、叢雲の血煙を自分の身にも受けて燃え爛れた銅のやうになつた。
(出典:有島武郎『潮霧』)

・雨期が明けてまだ日も浅いこの季節、朝の空は一面ほの白い叢雲に覆われている。
(出典:篠田真由美『玄い女神 建築探偵桜井京介の事件簿』)

・両腕には叢雲の中を龍が天を望み、背中では坂田の金時が、熊を抛り投げている。
(出典:安部譲二『時速十四ノット、東へ』)

叢雲に遮られることもなく、丸盆のような月が夜空にあった。
(出典:山本一力『損料屋喜八郎始末控え』)

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類語

群雲むらくも
意味:高積雲や層積雲のこと。むらがり立つ雲。(出典:デジタル大辞泉)

・積乱雲(せきらんうん)
意味:鉛直方向に発達した大きな雲。山のような頂をもつ入道雲で、下部には暗雲が広がる。水滴と氷晶を含み、雹(ひょう)や、にわか雨・雷などを伴うことが多い。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・入道雲(にゅうどうぐも)
意味:雄大な積雲で、雲の頂が坊主頭のようにむくむくと盛り上がって見えるものの俗称。積乱雲にも見られる。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・高積雲(こうせきうん)
意味:中層の雲。一〇種雲形の一つ。白色の塊が線状、波状に群れをなしたもので、すき間から青空が見え、陰影をもつ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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