受容
「受容されている」などのように使う「受容」という言葉。
「受容」は、音読みで「じゅよう」と読みます。
「受容」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「受容」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
受容の意味
「受容」には次の意味があります。
・受け入れて、とりこむこと。(出典:デジタル大辞泉)
「受容」をわかりやすく言うと、なにかを受け入れて自分のものにすることです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼は幸いなことに、きわめて現実受容能力の高い人間だった。
(出典:貴志祐介『十三番目の人格 ISOLA』)
・彼には全員を包みこめるだけの受容力があるように見えた。
(出典:アン・マキャフリイ『銀の髪のローワン』)
・傷のある身体をどのように受容するかが、新たなる共同体の建設の試金石になるのだから。
(出典:今村仁司『「大菩薩峠」を読む ―峠の旅人』)
・けれども、人の社会はわたしたちの存在を受容してくれない。
(出典:小野不由美『屍鬼(下)』)
・日本人の西欧文明の受容の仕方、それはアジアの他の国々の場合とどう違うのか?
(出典:足立倫行『アジア海道紀行』)
類語
・許し(ゆるし)
意味:願いを聞き入れること。許可すること。(出典:デジタル大辞泉)
・許可(きょか)
意味:願いを聞き届け、ある行為・行動を許すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・許諾(きょだく)
意味:相手の希望や願いを聞き入れて許すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・認可(にんか)
意味:適当と認めて、許可すること。(出典:デジタル大辞泉)
・許容(きょよう)
意味:そこまではよいとして認めること。大目にみること。(出典:デジタル大辞泉)