参詣
「神様に参詣する」などのように使う「参詣」という言葉。
「参詣」は、音読みで「さんけい」と読みます。
「参詣」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「参詣」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
参詣の意味
「参詣」には次の意味があります。
・神社やお寺にお参りすること。おまいり。(出典:デジタル大辞泉)
似た言葉に「参拝」がありますが、参拝は拝むこと(身体的な動作)に主眼があるのに対し、参詣は社寺へ詣でること(地理的な移動)に主眼があります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・「不相変、観音様へ参詣する人が多いようだね。」「左様でございます。」
(出典:芥川龍之介『運』)
・参詣した連中の残した御札がその御堂の周囲にべたべたと貼りつけてある。
(出典:島崎藤村『食堂』)
・参詣人が昼も夜もひっきりなしにぞろぞやって来るのだ。
(出典:太宰治『黄村先生言行録』)
・その頃は神仏参詣が唯一の遊山であって、流行の神仏は参詣人が群集したもんだ。
(出典:内田魯庵『淡島椿岳』)
・このような天候にもかかわらず、参詣者は次から次へとつめかけてくる。
(出典:峰隆一郎『人斬り弥介』)
類語
・参拝(さんぱい)
意味:社寺、特に神社にお参りしておがむこと。(出典:デジタル大辞泉)
・御礼参り(おれいまいり)
意味:神社にかけた願(がん)が成就した礼に参詣すること。(出典:デジタル大辞泉)
・詣で(もうで)
意味:もうでること。参詣。(出典:デジタル大辞泉)
・代参(だいさん)
意味:本人の代わりに神社・仏閣へ参詣すること。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)
・拝観(はいかん)
意味:神社・仏閣やその宝物などを謹んで観覧すること。(出典:デジタル大辞泉)