参列
「起工式に参列する」などのように使う「参列」という言葉。
「参列」は、音読みで「さんれつ」と読みます。
「参列」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「参列」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
参列の意味
「参列」には次の意味があります。
・式や行事などに参加し、列席すること。(出典:デジタル大辞泉)
何らかの催し物や儀式に出席することを意味します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼女はミサに参列せず、本の中の青い縁どりのしてある聖画に見いった。
(出典:フローベール/白井浩司訳『ボヴァリー夫人』)
・普通の子供と変わりなく、ただの元患者として参列しているのだろう。
(出典:畠中恵『百万の手』)
・葬式へ参列するやうな面をして、そんな任務が勤まると思つてゐるのか。
(出典:岸田国士『空の悪魔(ラヂオ・ドラマ)』)
・儀式は非常に荘厳で、参列する人々は尊敬すべきものばかりであった。
(出典:カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第二巻』)
・世間の人々は争って参列し、源氏の威勢はまたもとに復したようであった。
(出典:田辺聖子『新源氏物語』)
類語
・臨場(りんじょう)
意味:その場所にのぞむこと。また特に、会場や式場などに行くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・来臨(らいりん)
意味:他人を敬って、その人がある場所へ来てくれることをいう語。(出典:デジタル大辞泉)
・参列(さんれつ)
意味:式や行事などに参加し、列席すること。(出典:デジタル大辞泉)
・出席(しゅっせき)
意味:会合や学校の授業などに出ること。(出典:デジタル大辞泉)
・参加(さんか)
意味:ある目的をもつ集まりに一員として加わり、行動をともにすること。(出典:デジタル大辞泉)