原産
「原産国」などのように使う「原産」という言葉。
「原産」は、音読みで「げんさん」と読みます。
「原産」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「原産」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
原産の意味
「原産」には次の意味があります。
・あるものが最初に産出されること。また、そのもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「日本原産の野菜」で「日本で最初に産出された野菜」という意味になります。
わかりやすく言えば「日本にもともと自生していた野菜」という意味です。
例えば、「わさび」や「うど」や「みつば」などが日本原産の野菜です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・日本には生えてなくって、インドやタイあたりが原産だそうです。
(出典:西風隆介『神の系譜VI 竜の時間 神国』)
・そこに植えられている植物はすべてマルティーニュ原産のものだった。
(出典:森岡浩之『星界シリーズ 3 家族の食卓』)
・ビーグルというのは、イギリス原産の猟犬で、あまり大きくはありません。
(出典:ヴォクト/能島武文訳『宇宙船ビーグル号の冒険』)
・フランスふう序曲で始まるところからすると、原産地はフランスですか?
(出典:柴田南雄『クラシック名曲案内ベスト151』)
・この草は支那と日本との原産植物で日本では昔にこれをシと称えた。
(出典:牧野富太郎『植物記』)
類語
・産地(さんち)
意味:ある物品を産出する土地。(出典:デジタル大辞泉)
・本場(ほんば)
意味:ある物の本来の産地。また、主要・有名な産地。(出典:デジタル大辞泉)
・出所(でどころ)
意味:物事が出てきたもとの所。(出典:デジタル大辞泉)
・出生地(しゅっせいち)
意味:出生した土地。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・出身地(しゅっしんち)
意味:その人が生まれた土地。また、育った土地。(出典:デジタル大辞泉)