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危篤とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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危篤

「危篤状態」などのように使う「危篤」という言葉。

「危篤」は、音読みで「きとく」と読みます。

「危篤」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「危篤」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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危篤の意味

「危篤」には次の意味があります。

病気が重くて死にそうなこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「危篤」をわかりやすく言うと「病状が悪く、生命の危機に陥っていること」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・なかには危篤と書いたところもあり、事実一時は絶望視されたのである。
(出典:矢野誠一『志ん生のいる風景』)

・友達のつてで別の病院に入院したが危篤の状態が一ヵ月以上も続いた。
(出典:宮本百合子『小祝の一家』)

・彼が危篤であり希望が無いほどの病気でも彼は私の傍にいるように感じていた。
(出典:水上茂樹『偉大な医師たち』)

危篤に陥って、最後に好きな酒を十分飲んだら、よくなった例がある。
(出典:永井隆『長崎の鐘』)

・父危篤の電報を受けとった私のことを心配してくれているようである。
(出典:豊田穣『南十字星の戦場』)

・父が危篤だと聞いて、私はわざとゆっくり電車で病院に向かった。
(出典:山本文緒『きっと君は泣く』)

・N医師が云ってくれたリツ子の危篤の状況は、その日は誰にも語らなかった。
(出典:壇一雄『リツ子 その愛・その死』)

・家光が危篤に陥ったとき、自分が将軍となることを世に告げ知らせたわけだ。
(出典:冲方丁『光圀伝』)

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