危機感
「危機感を抱く」などのように使う「危機感」という言葉。
「危機感」は、音読みで「ききかん」と読みます。
「危機感」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「危機感」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
危機感の意味
「危機感」には次の意味があります。
・今のままでは危ないという不安や緊迫感。(出典:デジタル大辞泉)
「危機感」をわかりやすく言うと、「このままでは危ないという感じ」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・このままここにいたら精神がおかしくなると危機感さえ抱き始めている。
(出典:東野圭吾『幻夜』)
・松原さんもACBの行く末を危機感をもって見つめてる人だと思うよ。
(出典:高杉良『呪縛 金融腐蝕列島II(上)』)
・その姿に一種の危機感を抱いていた彼女に向けての一つの答え。
(出典:言乃葉『出席番号32番 衛宮』)
・それがウフコックの意志であり、バロットの危機感の具体的な形だった。
(出典:冲方丁『マルドゥック・スクランブル The First Compression 圧縮』)
・肩を寄せ合って、理不尽な衝撃に耐えていた彼らに感じた奇妙な危機感。
(出典:小野不由美『屍鬼(上)』)
類語
・緊迫(きんぱく)
意味:状況などが、非常に差し迫っていること。緊張して、今にも事が起こりそうなこと。(出典:デジタル大辞泉)
・切迫(せっぱく)
意味:緊張した状態になること。逃げ場のない追いつめられた状態になること。(出典:デジタル大辞泉)
・切羽詰る(せっぱつまる)
意味:ある事態などが間近に迫ってどうにもならなくなる。身動きがとれなくなる。(出典:デジタル大辞泉)
・危機意識(ききいしき)
意味:危機が迫っているということを感じること。(出典:デジタル大辞泉)
・焦る(あせる)
意味:不意のことで動揺し、あわてる意の俗語。(出典:デジタル大辞泉)