印象
「印象的な女性」などのように使う「印象」という言葉。
「印象」は、音読みで「いんしょう」と読みます。
「印象」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「印象」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
印象の意味
「印象」には次の意味があります。
・ 人間の心に対象が与える直接的な感じ。また、強く感じて忘れられないこと。(出典:デジタル大辞泉)
インパクトがあり、時間がたっても変わらないイメージのことを指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その時に先生の答えたことの要領が今でもはっきりと印象に残っている。
(出典:寺田寅彦『夏目漱石先生の追憶』)
・東京へ帰つてみると、街の印象がなにひとつ変つてゐないので安心した。
(出典:岸田国士『従軍五十日』)
・こんな子供の顔は、今想い出そうとしても何の印象も残っていなかった。
(出典:徳田秋声『足迹』)
・そして眼から来る印象は知らず識らずのうちに私共に深い印象を与えます。
(出典:兼常清佐『レコード蒐集』)
・この光景は活動写真とは思えないほど生き生きした印象を残している。
(出典:伊丹万作『私の活動写真傍観史』)
類語
・イメージ
意味:心に思い浮かべる像や情景。(出典:デジタル大辞泉)
・心象(しんしょう)
意味:心の中に描き出される姿・形。(出典:デジタル大辞泉)
・インプレッション
意味: 印象。(出典:デジタル大辞泉)
・所感(しょかん)
意味:事に触れて心に感じた事柄。(出典:デジタル大辞泉)
・心証(しんしょう)
意味:心に受ける印象。(出典:デジタル大辞泉)