占う
「相性を占う」などのように使う「占う」という言葉。
「占う」は、訓読みで「うらなう」と読みます。
「占う」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「占う」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
占うの意味
「占う」には次の意味があります。
・現れた兆しや形象などによって人の運勢、将来の成り行き、物事の吉凶などを判断する。また、単に先行きを判断する意にも用いる。（出典：デジタル大辞泉）
少し未来の、自身の行動を決定するための材料として吉凶の判断を知ろうとすることです。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・新しい年に初めて迎える客によって一族の一年の運命が占われるからだ。
（出典：バークレー『愛のサマーヴィル1 夢見た騎士』）
・それでほとんど同じことを占った相人に価値をお認めになったのである。
（出典：与謝野晶子『源氏物語』）
・占うことを自分の好きでやる、例の愁いのある額をしている男であった。
（出典：室生犀星『荻吹く歌』）
・私はそれが始終気にかかって、何かで占ってみなければいられないんです。
（出典：豊島与志雄『月かげ』）
・この新京でもね、町の外へ行くと中国の人々がいまでも占っていましてよ。
（出典：荒俣宏『帝都物語4』）
・それから占ってもらう者の名を口にして指に思いを集中させる。
（出典：高橋克彦『幻少女』）
・そう、この二人、結婚運・・・というか将来を占ってもらいにきたのである。
（出典：むぅ『「未来に向かって」』）
・好きかきらいか占うなら、ほとんどの人が〝好き〟からはじめるだろう。
（出典：谷瑞恵『伯爵と妖精 第8巻 駆け落ちは月夜を待って』）
