スポンサーリンク

南無三とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

スポンサーリンク

南無三

「南無三!」などのように使う「南無三」という言葉。

「南無三」は、「南無三宝」の略語で「なむさん」と読みます。

「南無三」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「南無三」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

スポンサーリンク

南無三の意味

「南無三」には次の意味があります。

・ (「なむさんぼう(南無三宝)」の略)突然の出来事に驚いたり失敗したりした時に発することば。しまった。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「南無三…!」と使う場合は、「あぁ…!しまった!」という意味です。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・ところがはっと気がついた時には、南無三、八時半を過ぎている。
(出典:横溝正史『蝶々殺人事件』)

・気づかれたのだ、南無三である。
(出典:吉川英治『新・水滸伝』)

・途中で気がつくと、南無三!
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 [金田一耕助ファイル1] 横溝正史 「八つ墓村」』)

南無三、此は葉巻だ、喫煙室に葉巻の接待はさうあるべき筈。
(出典:徳冨蘆花『燕尾服着初めの記』)

南無三、逃げてくれ、逃げ果おせてくれと、彼は祈った。
(出典:吉川英治『私本太平記』)

南無三、こりゃどうしたのでしょう!
(出典:森田草平『クリスマス・カロル』)

・ 鎌田新介は、南無三と思ったが、飛び出すこともできなかった。
(出典:吉川英治『新書太閤記』)

南無三聞えたかとぎよつとする。
(出典:泉鏡花『弥次行』)

タイトルとURLをコピーしました